エンジニアは、企業に勤めているときにはIT関係の専門の仕事だけに注力することができます。
しかし、独立してフリーランスを始めると、それ以外の仕事にも携わらなければならなくなるので注意が必要です。
企業では適材適所を重視していて、専門の仕事に従事できるように体制を整えています。
一方、フリーランスの場合には他のスタッフが担っている仕事も自分で行わなければならず、事務的な仕事が増えてしまうのです。
特に、大きな懸念材料となるケースが多いのが経理の仕事であり、収入がある以上は確定申告をしなければなりません。
納税額を自分で算出しなければならないのが大変に感じられることも多く、普段から経費がどれかを意識して領収書の保管や帳簿の記載を行わなければならないのがデメリットと感じられがちです。
しかし、フリーランスをして高い収入を得たのに高額の納税を払うことになるのはもったいないことであり、節税に取り組もうと考えるとだんだんとやりがいも生まれてきます。
確定申告や経理処理は慣れてしまえばそれほど難しいものではなく、2年程度フリーランスを続けているとルーチンで行えるようになるのが一般的です。
余裕が生まれてくると、経費扱いにできるものを工夫して捻出することにより、大きな節税を行えるようになることもあります。
それが楽しみとして感じられるようになると、経理の仕事があるのもデメリットではなくなり、フリーランスをするやりがいの1つになるのです。